四十肩、五十肩は早めのケアー

遅い夏の訪れもつかの間、猛暑日の続く今日この頃、如何お過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。今回は、突然来る五十 肩の痛みについてお話しましょう。

五十肩とは肩関節を動かす時の痛みで中年期以降に多いと言われています。
昨今は新型コロナ渦、在宅勤務による身体鈍りも原因になっている様です。

関節を構成する靭帯や腱板の柔軟性や筋力低下が原因で衣服の着脱、腕の挙上動作や、夜間の横寝による圧迫など何気ない日常動作で発症します。冷房など身体の冷えによる血行不良も影響します。

症状には急性期、慢性期がありますが、痛みを少しでも感じたら肩関節の安静、湿布等での処置をします。

増強しなければ肩を入浴で温め早めに毎日可動体操を開始したいのですが、放置すると肩の動きが悪くなり長期化する事もありますので早めの整形外科受診をおすすめします。

ウイズコロナ禍、身体を動かし血液循環を促す様なストレッチ、体操を毎日こまめに心がけ免疫力を高めて行きましょう。

新型コロナに対する集団免疫の必要性

緊急事態宣言も解除された今日この頃、如何お過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。

今回は今後新型コロナ終息に必要であろう集団免疫についてお話しましょう。

新型コロナは前回もお話しした様に、
インフルエンザと同じ流行感染性の風邪です。

風邪は万病の元、基礎疾患や持病のある方、
ご高齢の方は予防の意識は大切です。

今回の医学統計的には、人の身体に免疫が作られることで共存し終息すると言う過程が必要になりそうだと言う事です。その為には世界の人口の約60%が感染する事が必要となると言われています。
これを集団免疫と言います。

この集団免疫を安全に獲得するためには、新型コロナウイルスを正しく恐れる。
体調不良を感じたら、外出を避ける、他人にうつさない、清潔意識を持つ。
そして感染しても無症状、軽症ですむように日頃から免疫力を強化する事が最も大切です。

人それぞれ状況、体調は違います。

これから2波3波流行かと言うマスコミ報道も想定されますが、8割の方は風邪症状もしくは無症状の風邪ウィルスです。個人が自分自身出来ることを心がけて、本質を理解して行動する事が大切です。

それは重症化する人を急激に増やさないことです。

皆さんの意識と、今後開発されるであろう予防ワクチンや治療薬開発の力をかりて、緩やかにこのウイルスと共存していくことが求められているのかもしれません。

新型コロナウイルス対策

今年東京の桜は過去1番早い開花宣言になったとの事、
洗足池の桜も咲き始めた今日この頃、如何お過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。

この1カ月間で世界中、新型コロナウイルスニュースで一色になりました。
今回はコロナの対策についてお話しましょう。

コロナは風邪のウイルスの様に空気中を伝染して行きます。
丁度インフルエンザの様な感じですが、解っていない事が多く治療薬がまだ確立していない為にこのような状況になっています。

体調の悪い方、基礎疾患のある方、
疲れて免疫力が低下している方は氣を付ける必要があります。

今この時期私達に出来ることは、
うがい手洗い、人混みを避ける、室内換気の良い状況を作る。
風邪症状のある方は外出を控えることなどです。

無症状でも保菌していることもあるので流行防止のマスク着用はとても有効です。
1番大切なのは自分が予防し伝播者にならないと言う意識を持つこと。

元々元氣な方にとってはただの風邪。
一般的な予防や治療法は食事や睡眠を良くとり体調を整え免疫力を上げることです。
元氣な方が家にこもると体力が低下する他、テレビの情報やストレスで不安が高まると自律神経が活発化し血管が収縮し血行が悪くなると免疫力が落ちることもあります。
問題のない方は人混みを避け花見や食事など楽しんで頂くと良いと思います。国民性や公衆衛生、医療の整った日本と世界では状況が異なるのであまりニュースで心配せず今を乗り切って行きましょう。

時間とともに治療薬等も出て来ると思います。
かつての感染病やインフルエンザがそうであった様に。

骨粗鬆症と女性ホルモン

新たな年、令和2年のお正月も過ぎ節分を迎える今日この頃、如何お過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。

骨粗鬆症が女性に多い理由をご存知でしょうか。
これは女性ホルモンのエストロゲンの量が関係しているからです。

骨は日々新陳代謝をくりかえしており骨を壊す働きと作る働きのバランスがつり合っています。
エストロゲンは骨を壊す働きを抑えるホルモンのため分泌量が低下する閉経前後の50歳頃から骨密度の減少をきたします。

婦人科疾患や乳がん、やせの方、急激なダイエット歴のある方はエストロゲン量が低い傾向にあると言われています。食生活の中でカルシウムを積極的に摂取する他、エストロゲンの素になるイソフラボンを大豆、納豆、豆腐、豆乳、サプリなどから摂取することを習慣にすると良いと思います。

適応があればエストロゲン作用を補う内服薬等もあるので
1度整形外科や婦人科を受診し骨密度検査をして見るのも良いでしょう。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。