デング熱

秋になり過ごしやすくなってきましたがいかがお過ごしですか。もろおか整形外科の諸岡です。
巷ではデング熱の話題が取り上げられ、涼しくなり蚊の活動性も弱まりつつあり心配はなさそうですが今後のためお話しましょう。
デング熱とはデングウィルスが感染して起こる出血性の熱病で熱帯シマ蚊(まだら模様)を媒介してくることが多いそうです。毎年アジア(インドネシアのバリ島、インド、フィリピン、タイ)
中南米、オセアニア、アフリカなどで感染が報告されており日本でも毎年100人前後発病が確認されています。20代の方が一番多く、次に30代、40代と続きます。
蚊にさされ3~7日で38度以上発熱し悪心、嘔吐、頭痛、関節痛、筋肉痛など風邪にかかったような症状が出ます。また体に発疹がでることもあります。
通常発熱してから1週間程で解熱しますが有効な治療薬はありません。体力を回復させ経過をみます。注意してほしいのは出血性の熱病のため歯茎からの出血、血尿、血便症状もあります。体の痛みをとるために安易に解熱剤のバファリン、ロキソニン系の薬やPL系の風邪薬の使用は血小板の働きを抑える効果があるため避けましょう。デング熱にはアセトアミノフェン(カロナールなど)の解熱鎮痛剤が安全です。
蚊の多い所へ行く時は長袖、長ズボン(虫よけスプレー)を用意し、秋の味覚の美味しい季節、気持ちよくお過ごし下さい。

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