骨粗鬆症その1

桜の季節を迎えいよいよ春本番となりました。もろおか整形外科の諸岡です。今回は骨粗鬆症についてお話しましょう。
最近背中が曲り身長が縮んだと感じたり、重い荷物を運んだ後腰痛が2~3週続いたり、ちょっとした転倒で手首、肩、股関節の骨折した経験のある
50歳後半以降の女性は骨粗鬆症である可能性が高いと考えられます。骨は常に新しく作り替えられていますが、骨粗鬆症患者さんは
古い骨が壊される(骨吸収)ほうが骨がつくられる(骨形成)のを上回るので骨がもろくなり骨折しやすくなります。原因は、加齢、閉経による女性ホルモンの低下、運動不足、喫煙、カルシウム、ビタミンD,K不足や糖尿病、腎不全などの病気、ステロイド薬の影響などがあり、日本の女性では50歳後半の20%、80歳代の約50%が骨粗鬆症といわれています。1度骨折すると日常活動性が低下するので予防はとても重要になります。
予防、治療法は次回またお話ししましょう。

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