ロコモティブシンドローム

梅のつぼみもふくらみかけてまいりました。皆様いかがお過ごしですか もろおか整形外科の諸岡です.
今回から2回にわたり ロコモティブシンドロームについて お話致しましょう
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは 運動器の障害により 要介護になるリスクの高い状態になることです。
ロコモティブとは 「運動器」=「骨 関節 靭帯 脊椎 筋肉 腱 末梢神経など、体を支え(支持)、動かす(運動、移動)役割をする器官の総称です
最近よく耳にするメタボは内臓の病気で健康寿命が短くなるのに対してロコモは運動器の障害が原因でおこります。
運動器の障害の原因には、①(運動器自体の疾患)と②(加齢による運動器機能不全)があります
①運動器自体の疾患は変形性関節症、変形性脊椎症や骨粗鬆症などにより筋力低下、痛みにより体力、移動能力の低下をきたします。
②加齢による運動器不能は筋力低下をともない容易に転倒しやすくなります。
年をとり要介護になることを避けるため健康寿命の延伸、生活機能低下の防止などのための予防、早期発見、早期治療が重要となります。
次回は、 早期発見のためのチェック項目をお話致します。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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