長梅雨のおかげで水不足の心配のない夏を迎えそうな今日この頃、如何お過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。
日本人のソウルフード梅干し。
実は [1日1粒で医者いらず] と言われる程のスーパーフードなのです。
今回はこの効能についてお話しましょう。
1、疲労回復、血栓、動脈硬化の抑制
梅に含まれるクエン酸は糖をエネルギーに変える働き、疲労の原因となる乳酸を分解する働き、血管収縮させるホルモンを調節、血液をサラサラにして流れを良くする効果があります。つまり疲労回復、腰痛、肩こりなど緩和が期待できます。
2、カルシウム、鉄の吸収促進
骨の材料であるカルシウムは吸収率が低い栄養素ですがクエン酸と一緒に取ると水溶性に変化し腸管から吸収率があがり骨を丈夫にします。
3、胃がん、糖尿病の予防
梅には胃に障害を及ぼすピロリ菌の活動を抑制、阻害する効果がある他、血糖の上昇、肥満に関わる酵素αーグルコシターゼの働きを阻害します。
4、抗酸化作用
活性酸素はガンや生活習慣病を引き起こす原因と言われていますが、ポリフェノールや梅リグナンには細胞組織の酸化を防ぐ作用があります。美肌、老化防止など期待できます。
この他にも肝機能強化、食中毒予防、鎮痛効果、ダイエット効果など沢山の効能があります。
昔からの日本人の食事は健康維持の理にかなっているものが多いなとつくずく感じさせられます。
これから夏本番。体調管理し令和初の夏を楽しんで下さい。