今年は、例年より9日も早く桜が開花し満開の桜を楽しみましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。今回は昨今のトピックスである統合医療についてお話しましょう。
統合医療とは現在病院で行われている西洋医学療法だけでなく症状により伝統医学療法など取り入れて連携して行う医療の事を言います。
西洋医学は<対処療法>で感染症や救命救急や外科手術など昔は助けられなかった命を救い、寿命を延ばすのに貢献してきました。また昨今では再生医療など更なる長寿を目指す研究もなされています。その一方で高血圧、糖尿病、癌など生活習慣病や慢性疾患、アトピー性皮膚炎、花粉症、うつ病などの現代病は西洋医学の対処的な治療では限界がある方もいます。
人それぞれの生活習慣や問題が大きく関わる原因で発症する症状には、原因療法で人間の元来持つ生まれつき自然治癒力を引き出す考えの伝統医療である東洋医学、食事療法、マッサージほかカウンセリング、心理療法などの代替医療の有効性が注目されています。
超高齢化社会、様々なストレスなどある現代社会では治療だけでなく病気の予防、健康増進もになう治療法として世界中で注目されているようです。
健康生活の基本は睡眠、運動、食事、休養です。今年からはこれらの基本をおろそかにしない生活習慣から始めてみてはいかがでしょうか。