骨粗鬆症の運動療法

厳しい暑さが続いていますが如何お過ごしですかもろおか整形外科の諸岡です。
今回は骨粗鬆症の治療の運動療法のお話です。みなさんは宇宙飛行士が宇宙から帰って
くると骨量が減っているという事聞いたことがありますか。これは骨の強度と負荷 の関係を物語っています。
骨にある程度の負荷をかけた方が骨密度は上がります。骨を丈夫にする運動はある 程度体に負荷のかかる運動(球技、ダンス)です。習慣にしている方は良いですが、
40代以降いきなり強い負荷のかかる運動を始めるとかえって逆効果になることがあ りますのでまずはウォーキング、速歩 のような運動でこれをある程度時間をかけ持続することで十分効果を発 揮します。
また同時に筋肉が鍛えられ転倒予防にもなります。
ちなみに成長期は運動により効率よく骨量を増加させられます。特に女性は中学時代の運動が効果的です。ピークを向かえる30代までに最大骨量を高めておくことが大切 で す。
次回は薬物療法についてにしましょう。

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