にんにくのパワー

平成最後の節分を迎え、如何お過ごしですか。
もろおか整形外科の諸岡です。
今回は、紀元前、古代エジプト時代からその薬理作用が知られていたにんにくについてお話しましょう。不老長寿の霊薬と信じられピラミッドの建設に従事した人々も強壮食品として食べていた他、腫瘍や火傷の治療やミイラの防腐剤として使われたと言われています。色々な効果がありますがその一部をご紹介します。
1、体力増強、疲労回復  。食事からのビタミンB群の吸収効率を上げてさらに排出を防ぐ効果があります。
2、冷え性の改善。交感神経を刺激し末梢血管を拡張させる効果や血液をサラサラにする効果により全身の血液の流れを良くします。
3、免疫力アップ。継続的に食べる事で抗体を作らせ免疫力をアップ。
4、アンチエイジング、がん予防。老化を引き起こす毒性物質を感じ取るセンサーのスイッチをオンにして抗酸化作用を促進させる効果があると考えられています。
がん発生頻度の調査でにんにくを良く食べる韓国や中国東北部の人は食べていない地域の人に比べ、がん患者が少ないと言う統計があります。
5、美肌効果。血液循環が良くなり、お肌をスベスベにするようです。

注意点は、殺菌効果が強いため食べすぎると胃腸をこわし善玉腸内細菌まで減らし下痢をしたり、血液がサラサラになり過ぎる事などがあります。1日の摂取量は生にんにくで1片、火を通した物で2〜3片です。にんにくの有効成分のみ含まれたサプリなどで効率よく補う事が良いかもしれません。
今年も健康、気力、体力アップをキーワードに情報をお伝えしていこうと思いますので宜しくお願い致します。

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